kohitsujinoyume’s diary

世界中のみんなが、笑顔でいられますように

別れた!

彼氏と別れた!たぶん縁がなかったんだと思う。

振られたけど、私も何度も別れたいと思っていた。なのになぜか、心にぽっかり穴が空いてる。

 

私は彼と付き合った当初から、「他にいい人が現れたら乗り換えるスタンス」でいた。彼のことは嫌いじゃなかったけど、結婚したいとは到底思えなかったし、彼のどこが好きかと聞かれて何も答えられなかった自分の違和感にも気付いていた。

同じように、彼からの愛情も特段感じていなかったから、「きっと彼は、社会人になるまでの"つなぎ"としての彼女が欲しくて私と付き合ったんだろうな」と思って、私もその理想になるように振舞った。夜の長電話が大好きな彼にも、デート中に何もアクションを起こさない彼にも嫌な顔一つせず付き合った。

 

そして就職のタイミングで遠距離になった。私は絶対に遠距離だけは避けたかった。物理的な体の距離が、心の距離だと知っていたから。離れていても大丈夫だなんて保証は、付き合いたての私たちには尚更できないと知っていたから。"つなぎ"としてのタイムリミット的にも、このタイミングで別れるべきだった。別れると思っていたけど、なぜか別れなかった。

そしてなぜか私は彼に会いに行った。飛行機のチケットをとるとき、やっと会えることになぜかうきうきし、美容院にネイルサロンに大忙しだった。

別れたいと思う気持ちと矛盾していた。彼の理想の"つなぎ"の彼女を演じるうちに、感情が迷子になってしまっていた。私自身もどっちが本当の私の気持ちなのか、いまだにわかっていないのかもしれないけど、やっぱり彼のことは好きでも嫌いでもなかった。

でも彼には嘘をついてばかりだった。偽りなのだと気付きながらも、大好きだよと何度も手紙を書き、大丈夫だよと何度も見栄を張った。息をするように嘘をつき、強がった。全然大好きでも大丈夫じゃなかったのに。なぜか私は、ことあるごとに泣いていた。嬉しくても泣いていたし、悲しくても泣いていた。自分がなぜ泣いているのか、自分は何をしたいのかわからなかったけど、泣くたび辛かった。だから遠距離は嫌だったし、もう別れようと何度も思っていた。

それでも私は何度も手紙を書きつづけた。嘘ばかりの内容だったけど、ポストに届いていたと喜ぶ彼の声を聞いて、なぜかとてもうれしかったから。記念日にはケーキを食べようと言ってくれた彼の言葉が、会いたいという彼の言葉が、なぜかうれしかったから。なぜか。

 

それなのにこの虚無感はなんだろう。いつの間にか私は、彼のこと好きになっていたのだろうか?好きなのに、素直になれなくて、辛かった?好きなのに、会えなくて、辛かった?

正解はわからないけど、どちらかというと友達を一人なくした気分に近いかもしれない。恋愛感情抜きにして、彼のことを大切に感じていたし、力になりたいと思っていた。その思いを拒まれたことが、悲しいのかもしれない。

 

自分の気持ちを大切にしたいな、大切にしてくれる人と、出会えたらいいな☺︎